会長ご挨拶

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会長ご挨拶
日本公認会計士協会 四国会会長 岡武士末研郎

2012年頭にあたって

 新年明けましておめでとうございます。

 昨年は何と言っても3月11日の東日本大震災が大事件でした。被災者はもちろんのこと全国民に多大な犠牲と大きな苦痛を与えました。行方不明者もまだ3千5百人、がれき処理もまだ、生活設計が立てられない人たちも多数おり、困難な問題が残っていますが、その上さらに大きくのしかかっている心配事が福島原発です。放射能問題がまだ解決できていないだけに先行きが心配です。
 東日本の人たちが一日も早く普通の生活に戻れるようにお祈りします。

 会計士業界にも激震が走りました。先ずは公認会計士法改正問題です。企業財務会計士という新資格の創設が盛り込まれ協会内でも激論が交わされましたが、金融庁案がそのまま3月11日の午前中に閣議決定され、その後参議院に上程されました。しかし、結局は廃案になりました。四国会は反対の立場でしたから、廃案となった結果は良かったと思っています。また、この問題で会員の中から会長解任請求が提訴されたりなどして、前代未聞のことが続きました。結果的には、それらの反省から、協会本部では会計士や会計士協会はどうあるべきか、何をなすべきかという基本スタンスを練り直す動きが出てきました。「雨降って地固まる」になれば良いと思います。
 年末近くになり大激震がまた発生しました。オリンパスと大王製紙事件です。元々は経営者の不祥事によるもので、企業のガバナンスやコンプライアンスの問題でもありますが、事件の意外性や多額にわたる不正のため社会に大きな衝撃を与えており、会計士側に対しても責任を追及する声が上がっています。この事件には3大監査法人が係わっており、会計士業界にも影響が及ぶことは必至でしょう。会計監査制度の根幹を揺るがす問題となり、監査に対する信頼が損なわれかねない状況にまで逼迫しているかもしれません。特に、大王製紙は四国内の問題であり、きわめて遺憾であります。今後の展開が大いに心配されるところです。
 この問題については、本部執行部のみならず全国の会員一人一人が真摯に考え、対応していかなくてはなりません。先ずは事実関係の解明が必要ですが、会計士側も自己弁護のみに走らず、問題の本質や責任の所在を明確に表明し、今後このような不祥事が起こらないようにするための解決策をはっきりと提起することが肝要かと思います。
 IFRS導入問題も混沌としています。本部執行部はただやみくもに早期導入だけを訴えていては国民の心が離れていくのではないでしょうか。幅広く各階層の意見を聞き、経済界や政治関係者達と十分な意見交換をして、社会全体の総意が得られるよう機が熟すのを見極める必要があると考えます。
 個人的意見ですが、私は、グローバル企業と中堅企業及び中小零細企業の三者それぞれに合致した会計基準が作成されることが望ましいと考えています。会計も監査も大企業向きのシングルスタンダード1本で押し通そうとすることは無理があると思います。本来、会計は経営者のみならずそれを利用する者に役立つ情報を提供する目的があります。経営体を取り巻く環境が異なる以上、それぞれのニーズに柔軟な対応をしていくことが必要ではないでしょうか。
 色々なご意見があろうかと思います。会員・準会員の皆さん、是非意見をお寄せ下さい。皆さんのの提言を本部に伝えたいと思っています。
 「Justice for fairness」、公正を求める心、が我々のモットーです。会計及び監査の信頼回復のため各人が考え、地道に活動していくことが大切だと思います。
 最後になりましたが、皆さまのご健勝と益々のご活躍を祈念し、年頭のごあいさつとします。

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