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会長ご挨拶
日本公認会計士協会 四国会会長 岡武士末研郎

第45回定期総会

 皆さん、こんにちは。  
本日はお忙しい中をかくも沢山の皆さんにお集まりいただきまして、御礼申し上げます。  
 まずは、公務ご多忙にもかかわりませず、四国財務局長 坂上正人様、香川県知事 浜田恵造様、そして、高松市長 大西秀人様代理で副市長の岸本泰三様、その他のご来賓の皆様方にご臨席を賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。  
 また、協会本部からは、山崎会長を迎えることができました。四国会にとって実に名誉なことと喜んでいます。  

 さて、本日の総会は山崎新執行部になって最初の四国会の総会です。3年間の任期で、何をしたらいいのかわからないままに進んできた1年でしたが、振り返ればいろいろとあったように思います。  
 何と言っても1番大きな出来事は、3月11日の東日本大震災です。まさに国難であり、今日現在でも、8千人近くの人が行方不明ですし、被災地の復興は進んでいません。震災から3ヵ月以上たっているのに、毎日テレビではがれきの映像が映っていますが、実に心が痛みます。また、福島原発の収束見通しが立ってなことが国民にとっては、さらに将来に対する不安が重くのしかかっています。  
 豊かで平和な生活が当たり前と思ってきた国民にとって、普通に生活するということがいかに有難いことなのか考えさせられ、また、色々な問題が提起されています。そうした中でも、困難に立ち向かう被災地の方々の頑張り、皆で協力しながら、ひたむきに生きて行こうとする姿に、私たちは勇気をもらっています。  
 さて、我が会計士業界にもこの春、激震が走りました。公認会計士法の改正法案が国会に提出され、企業財務会計士という新たな資格の創設、しかも協会内で会員扱いという厄介な問題が生じようとしていました。しかし、皆様もご存じのとおり、結局は、言い出しっぺであった民主党すらもこの改正案に反対し、全議員一致での廃案となりました。  
 この経緯については、後ほど山崎会長からの会務報告の中にも出てくることと思いますが、四国会としては全員一致で反対表明をしましたし、四国内の国会議員にも働き掛け、廃案となる一端を担えたことをうれしく思っています。この点については、ひょっとすると山崎執行部にはご迷惑をかけたのかもしれませんが、どうだったのでしょうか?  
 四国会の皆さまの会計士資格に対する愛着や強い気持ちが、一致団結して気迫、パワーを生み、廃案にもって行く要因になったのではないか、と自負しています。地方の声が本部や国会を動かしたのです。閣議決定され、国会に法案が提出されたにもかかわらず廃案になったなんて、今までになかったのではないでしょか?  
  私もこの件では少々動きました。その結果、思いが通じたことに喜びと感謝の気持ちで一杯です。ご協力いただいた方々に改めてこの場をお借りして御礼を申し上げたいと思います。どうも御苦労さまでした。ありがとうございました。  

 今、協会本部では今回の一連の騒動の教訓として、「会計士はいかにあるべきか、また、協会はどうあるべきか」といった公認会計士制度の基本構想について再検討しようとする動きが出てきました。協会はこの事件については十分な反省が必要ですが、結果的に山崎丸は良い方向に向かっていくようになったと思います。正に「雨降って地固まる」とはこのことで、今後の執行部運営に期待したいと思います。  
 また別に、未就職者問題があります。これは何としても解決しなければなりません。2,000人合格して1,000人が職に就けないなんて、全く以て、社会的ロスです。就職できない合格者の苦しみは深刻です。皆さんで、知恵を出し合い各方面に働きかけ、解決できるようご協力ください。  
 その他に、会計や監査の環境変化の問題があります。この数年、グローバルスタンダードの名の下、会計基準が目まぐるしく変化してきました。  
 J SOXから内部統制監査も実施されてきました。合格者を増やしたのもそのためでしたが、一巡した今はどうでしょう? 内部統制監査はうまくいっているのでしょうか? 企業側に「さすが会計士さんがする仕事ですね」と評価されているのでしょうか?  
 一昨年度の決算からは金融商品に関する注記が求められました。例えば、100億円の借入金があった場合には、その借入金を時価評価しなくてはならなくなり、100億円が95億円だとか105億円だとかして表示しなくてはなりません。私自身何故そんな表示が必要なのか理解できていません。また、昨年度決算からは、資産除去債務会計もスタートしましたが、監査法人によって取扱いが違うという声が聞こえてきます。  
 また、IFRSが近々導入予定ですが、これに対しては様々な意見があり、大問題です。  
 私は、今の会計情報の提供方法は、こんなことで良いのだろうか? 本当に世の中のためになっているのだろうか? と感じています。注記部分だけが分厚くなり、肝心なBS・PLは難しいだけで、一般人が理解できないものになっているのではないかと危惧します。この点も国際派の山崎会長にご意見をお伺いしたいと思っています。  
 実際のところ、会計士は今まで楽をしてきたと思います。きれいな仕事をして、先生と呼ばれ、相当な報酬をもらってきました。しかし、どうでしょう? 今も期待と敬意をもって貰っているのでしょうか? 世間は冷静且つ褪めた目で会計士を見ているのではないでしょうか?  
 我々は絶えず自問自答しなければならないと思っています。  
 「会計士に求められていることは何か?」「協会は何をすべきか?」  
 本部役員会に行って思うのですが、何か違うなと…。中央では真の姿が見えないのではないでしょうか? 地方の方が本当のことが解るように思います。生の声は、地方でクライアントと直接接している皆さんが一番よくわかると思います。
 改革のきっかけは地方が適しているのではないでしょうか。歴史を振り返ってみても、改革はいつも地方から起こっています。四国会の皆さんがよく考え、感じることを中央の方に反映させましょう。田舎者の方が地力があります。その地力をもって中央を動かして行きましょう。

 そうしたお願いを皆さんにして、私のあいさつを終わりたいと思います。

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