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会長ご挨拶
日本公認会計士協会 四国会会長 岡武士末研郎

第46回定期総会

 皆さん、こんにちは。本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。
 会を始めるにあたり、一言ご挨拶申し上げます。
 まずは、公務ご多忙にもかかわりませず、阿曽四国財務局長様、中村愛媛県知事様そして野志松山市長様その他、ご来賓の皆様方にご臨席を賜りましたこと誠にありがたく、厚く御礼申し上げます。
 また、協会本部からは、小見山副会長が来てくださいました。
 かくも多くのご来賓の皆様がこの総会に来てくださいましたこと、四国会にとって誠に名誉なことと感謝いたします。どうもありがとうございました。

 さて、本日の総会は46回目の四国会の総会ですが、今年は松山での開催です。松山での四国会総会は第41回の平成19年6月に開催して以来で、2回目となります。
 地元松山で開催される事は松山市民の私にとって非常にうれしいことであります。
 この1年間は四国会会長になって2期目の1年でありました。1期目は東日本大震災で大変な1年間でしたが、この1年にもいろいろな出来事が、世界や日本にありました。
 会計士業界にも困難な問題が起こりました。
 まず、1つめは、昨年の秋以降の企業不祥事事件であります。オリンパスと大王製紙事件、更にはAIJ投資顧問会社の破たんが世間を驚かせましたが、会計士業界にとっても大きなショックを与えました。特に、大王製紙は地元愛媛県を代表する企業であるだけに、心配な出来事です。早く解決し、落ち着いた状態になることが望まれます。
 2つめは、会計士協会自身のガバナンスの問題です。一昨年の企業財務会計士問題の公認会計士法改正が廃案になったことに端を発して、「会計士及び会計士協会は如何にあるべきか」という基本的姿勢を明確にし直すための動きですが、今年度も会長選挙や理事会のあり方について真剣に議論が行われているところです。
 3つめは、未就職者問題です。昨年は試験合格者が1500人と減少しましたが、そのうち500人程が就職できず、一昨年からの未就職者200人の積み残しも含め700人程が未就職状態となっています。私はこの原因はもともと内部統制監査制度の導入にあると考えます。導入前に想定していたものが、いざ実施してみたら、企業側からのニーズと供給側の会計士の希望に大きなギャップがあったためだと思います。大きな社会問題ともなっており、関係者が知恵を出し合って早急に解決を図らねばならない問題です。
 以上の3点は、この後の小見山副会長からも本部会務報告で述べられると思いますので注目してお聞きください。

 私からは、特に気がかりなことを述べさせてもらいます。それは、今の会計の流れです。
 経済社会の発展に伴い、会計士に対するニーズが大いに寄せられ、社会的認知度もこのところ極めて高くなってきていると思います。「Justice for fairness」が我々会計士のモットーですが、その精神に基づき我々は今までその期待に応えてきたとは思います。しかし、期待の大きさは裏返せば責任の重さでもあります。本当に求められていることは何か絶えず考え続けていく必要があります。
 大都市やグローバル企業にとっては会計のグローバル化に伴う矢継ぎ早の会計基準の改正に対応してきましたが、この激しい会計変革は真に国民にとってためになってきたのか、今一度検証すべきではないでしょうか。国際会計基準いわゆるIFRSですが、今その導入論がトーンダウンしてきました。将来予測に基づく時価会計の急速な流れに問題があるからなのかもしれません。我々の考える会計が国民に支持してもらえる事が一番大切です。そこに軸足を置き考えるべきではないでしょうか。
 グローバル企業はともかく、少なくとも私たちが住んでいる地方都市・四国では中小企業や中小団体が多く存在し、それらがこの地域社会を担ってきています。その中小企業や中小団体に役立つ会計情報とは何か、よく考え、ニーズにマッチした会計情報を提供するのが我々地方における会計士の役割だと思います。
 公益法人社会福祉法人の人たちと接していて現場の悲鳴にも似た声を聞いていますと、複雑難解になってきている会計の流れに危惧を強く感じます。「これでいいのか?」と思います。
 残された私の任期はあと1年です。これからの1年間、私は、「わかりやすい、誰にでも作れ、誰でも読める決算書にする」ということを協会本部に強く訴えていきたいと考えています。
 どうか皆さん、自分自身でよく考えて、地域社会が活力を持てるよう、各人なりのやり方で働いてください。そして共に地方・四国に住んでいて良かったと思えるようになりましょう。
 私の話はこれくらいにします。

 今日は、総会の後に日銀松山支店長白塚さんの講演会があります。日銀から見た愛媛がどう映るのか、楽しみにして話をお聞きください。
 また、夜には懇親会があり、こちらも来賓の方たちが多数来てくれます。折角の機会ですから、お互いに意見交換し会計士に対する注文を忌憚なく言ってもらい、交流の場を深めてもらえればと考えます。
 どうか今日1日が会員の皆さんにとって有意義な日になりますよう、皆さんにご協力をお願いして、私の挨拶を終わります。
 どうもありがとうございました。

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